国分川を市民に親しまれる川に

2022年12月議会一般質問より

質問事項2.国分川の景観向上と今後の計画について(西田よしあき)
 平成16年度から20年度の5年間に植樹された約80本の桜並木の幹も太くなってきた国分川の遊歩道ですが、毎日大勢の近隣住民が家族や友人との散歩を始め、飛来するカワセミやカルガモなど野鳥の観察を楽しんでおり、コロナ禍における健康維持といった面からも貴重な存在となっております。また、都市近郊の貴重な自然として今後ますます市民に親しまれる川になっていくと期待しております。そうした中、非常に残念ではありますが、ポイ捨てごみや道を覆う雑草が川の景観を損ねています。夏場には道を覆う草で通行が困難な時期もありました。
 そこで質問です。
 (1)市民が国分川に親しみを持てる現状の取り組みと今後について。
 (2)国分川沿いに設置されている看板「国分川のみらい絵図」に記されている憩いの場となる広場の設置についての2点をお聞かせください。

答弁(松戸市建設部長)
質問事項2.国分川の景観向上と今後の計画について、質問要旨(1)(2)について答弁申し上げます。
 始めに、(1)につきましては、千葉県が管理する国分川は、市民が親しみ、散策できる小川の創造を基本テーマに、田園の自然を受け継ぎ、安全で快適な散策空間を持つ川づくりを目指して整備を行い、平成19年度で事業は完了しております。
 河川の管理につきましては、歩行者道を併用した管理用通路は桜並木として本市が管理し、月に一度の清掃を実施しておりますが、今後、管理用通路にごみの散乱などが確認された際は、本市が緊急清掃実施してまいります。
 また、河道部はさまざまな生き物が生息する多自然型河川の生態系を尊重してはまいりましたが、昨今、草の繁茂が見受けられますことから、市といたしましても、河川管理者である県に河川環境の改善を要望いたしました。この要望に対して、県からは、河川の堆積土砂の掘削を令和2年度から計画的に実施しており、堤防除草につきましても今後実施する予定であるとの回答をいただいております。
 次に、(2)につきましては、平成9年に行った国分川の「川づくりワークショップ」にて河川沿いに広場が描かれた「国分川のみらい絵図」を作成しておりますが、当時設置したこの絵図は将来のイメージを想像したもので、広場の設置の将来計画を描いたものではございません。しかしながら、国分川の河川沿いは清らかで豊かな自然を望める散策に適した地域であり、今後も憩いの場となるよう良好な河川環境の保全に努めてまいります。

要望(西田よしあき)
質問事項2.国分川の景観向上と今後の計画についてです。
 今後ごみの散乱が確認された際は本市が緊急清掃を実施していただけるとの御答弁、まことにありがとうございます。日ごろよりきれいに管理されていると、ごみも捨てにくいかと存じます。市民が親しみ、散策できる小川の創造の基本テーマに沿って、引き続きごみ清掃や草刈りの徹底を図っていただきたくお願いいたします。
 また、広場の設置につきましては現状将来計画はないとの御答弁でしたが、黎明橋から獅子舞橋まで桜並木が両岸を彩る約1.2キロメートルほどだと思いますが、その間、休憩できる広場らしい空間はありませんので、市民がより親しみを持てる国分川になるよう、改めて憩いの場となる広場の設置を要望させていただきます。

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