茨城県境町自動運転バス視察

 全国の自治体で初となる公道を走る自動運転バスの定常運行を行っている茨城県境町に松戸市議会「市民クラブ」8人で視察に行ってきました。

 先月の12月市議会で、「交通空白地域の解消について」一般質問を行い、要望の中で紹介させていただいた境町の自動運転バスです。

コントローラー

 あらかじめ登録された地図情報とGPSによりルートを走行します。運転手はいませんが現在はオペレーターが乗車して、安全監視のほか緊急時の操作などをゲーム機のようなコントローラーで行っています。速度は時速20キロまで。信号や一時停止は自動で走行します。工事中や路上駐車の車両を避ける時はオペレーターが操作しますが、将来はすべて自動で行うそうです。実用化されてから2年ほど経ちますが無事故です。現在走行している3台を一括して監視している遠隔監視センターで緊急時の対応をしています。

遠隔監視センター

 驚いたのは自動運転バスだけではありませんでした。小学校低学年までを対象にした子育て支援施設「S-WORK+KIDS」や人工サーフィンが体験できる「S-wave」、BMXやスケートボード、パルクールなどを体験できる「境町アーバンスポーツパーク」など、ここ数年の間に移住者や観光客を呼び込むための施設を立て続けに建設しているのです。そうした施設の点と点を自動運転のバスが線で結んでいます。しかもバスをはじめ施設のほとんどが、国からの補助金の対象になっていること。上手に補助金を活用して町の財政の負担を減らしています。

人工サーフィンが体験できる「S-wave」

 人口2万4千人の町ですが、大きな可能性と将来性を感じました。吸収した全部を松戸市に導入するには無理がありますが、取り入れられる良いものは取り入れ、魅力ある松戸市にしていきたい気持ちがより高まりました。

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